デザインと室内装飾で提携：ヤコブ・シュレイファーの革新的なテキスタイルを提供開始

ヤコブ・シュレイファーの斬新なファブリックに一目を置いているのは、シャネル、ヴィヴィアン・ウェストウッド、ルイ・ヴィトン、マーク・ジェイコブス、ジャンポール・ゴルチエなど、オートクチュールやプレタポルテのファッションデザイナーだけではありません。スイスホテル ホテル＆リゾートも、ザンクト・ガレンに拠点を置き、その独自のテキスタイルで世界にセンセーションを巻き起こしている老舗ブランドとの提携に、大きな期待を寄せています。現在、オンラインショップ「スイスホテル アット ホーム」（www.swissotelathome.com）で優美なシルクスカーフを提供しているほか、ゆくゆくはインテリアデザインにヤコブ・シュレイファーのファブリックや壁紙を採用する計画です。

「スイスホテルのシルクスカーフを制作するために、当コレクションの中からファントムとヴァリハを特別に選びました」と、ヤコブ・シュレイファーのクリエイティブ・ディレクターで、室内装飾製品ラインなどを手掛けるミシェル・ロンデリは説明します。「ファンタムは青銅、アルミニウム、銅を使ったハイテク素材のファブリックで、さまざまな色合いの玉虫色に輝きます。また世界で最も軽いファブリックで、1平方メートルわずか10グラムです。光が当たると、まるでシャボン玉のように透明感がさらに増します。ヤコブ・シュレイファーはこの革新的なファブリックで、レッドドット デザイン賞とスイス デザイン賞を2011年に獲得しました。」もう1つのヴァリハは最高級イタリア製シルクを使っており、四季折々の色彩がブルーもしくはグレーのバックにプリントされています。

いずれのファブリックにも、スイスホテル サークルのトレードマークが取り込まれています。「輪廻」に着想を得たサークルのシルエットは、スイスの近代的そして伝統的なモチーフが円周に施してあります。スイスホテル サークルはホテルのロビーや客室、またオンラインショップのギフト品など、世界16か国にあるデラックスホテルの随所に取り入れてあり、スイス発祥の国際的ホテルチェーンとしての自負を表しています。「同じ価値観を共有するヤコブ・シュレイファーは、理想的なパートナーです」と、スイスホテル ホテル＆リゾート運営部門のリリアン・ローテン副社長は語ります。「国際的環境にある当社にとっても企業理念の中心にあるのは、革新とスイスの伝統、そして品質の高さの組み合わせです。」

刺繍を手掛けるテキスタイルメーカーとして1904年にザンクト・ガレンで創業したヤコブ・シュレイファーは、力強い創造性と革新性にあふれる新しいデザインを毎年3000点近く生み出しています。同社が生産するのはオートクチュール用のファブリックだけではありません。2008年にデコールコレクションを立ち上げ、現在はカーテン、壁紙、壁装材も生産しています。最新鋭のレーザー技術を使い、工業的手法で生産しているものもあれば、パンチ加工をしたフォイルや手作業で何列も丹念に縫い付けた花のモチーフやスパンコールなどを使った、ハンドメイドの製品もあります。詳細については、www.jakobschlaepfer.comをご覧ください。